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日記番号:1076

そうるめいと

まにあ (多摩地区)


  感想集

その2

駅を降りて、バスに乗り換える
夏の盛りはすぎたので
乗客はほとんどいない

バスはつづらおりの山道を登っていく
一時間で、バスタ-ミナルについた
昔はヒュツテのすぐ近くまでバスが走っていたのだが
車がおおくなり
バスはそこまで行かなくなった

「気持ちいいわ、高原なのね」
アキアカネが飛んでいる

一時をまわっていたので
昼食とトイレタイムにする
女性は野外に出たら常にトイレタイムを気にしていなくてはならないと
彼女に言っておく

お昼は
売店で買った、おやきとトウモロコシ、高原の味だ
「美味しいわ、景色がごちそうなのね」
そういって
彼女は僕に食後のキスをした

「昨日セックスしたでしょ?」
「わかっちゃつた、旦那がせがむから、しちゃつたわ、でもコンド-ム着用よ、貴方と山行きだって、いってあるから、きっと悶々としてるわ」
え、それは、それは.....

「でも、今晩は本部長さんのところで、きっと3Pしてるわ」
へえ
中年夫婦のセックスライフとしては理想的だね

荷物を確認し
山靴の紐を締めて
歩き始める
しばらくは、だらだらとした登りが続く

山歩きは最初の30分ぐらいがつらい
馴れてしまえば
そのあとは足が勝手に動いてくれるのだが

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