メニュー ログイン

日記番号:844

DELETE

幸治(都内)


  感想集

4章-5

ペニスを深く挿入するために下腹部に枕を入れて体位や膣口の角度を安定させる。両手を会陰部に添えて大陰唇を指で左右に開く。もう既に2度の挿入を受けいつもより激しい交接をしている小陰唇や膣口が赤く充血している。
ペニスの硬度が弱いので手で握り膣口にあてがってゆっくりと挿入する。
いつもより体の中が熱く感じる。
「あああぁぁぁ・・・、いいぃぃぃわぁぁぁ・・・」
陽子は顔を仰け反らせて絞り上げるように淫声を上げる。これまで激しく絶叫を繰り返した後なので声が掠れて中年女のようにも聞こえる。それがよりセクシーさを増してはいるが隣室から聞こえた性の快楽の深淵を知り尽くした女までとは言えない。
3度目の夫婦の営みは意外に早くフィニッシュを迎えた。陽子の女の粘膜は激しい行為が繰り返されて充血しかなり敏感になっている。1回目より2回目、更に3回目ともなると挿入されただけで早急に頂上まで駆け上がる。
特に、この日は精神的にも相当興奮していたし、また後背位という刺激的体位が更に性感を増幅させていた。
「あああぁぁぁ、もうぅ、なぁにぃぃぃ、きっちゃうぅ、きちゃうぅのぉ・・・」と、叫びながら一人で逝ってしまった。
陽子が後背位でオルガに達したことはこれまでなかった。正常位よりギュッとペニスの根本を締め付ける反応が心地良かったが、3回目だったので刺激に対してペニスは鈍感になっていて射精には至らなかった。
オルガに達した陽子は両腕で体を支えきれず上半身は崩れ落ちたが、下腹部にあてがった枕が尻を持ち上げている。尻の筋肉の痙攣がリズミカルにペニスに伝わり快感を持続させる。二人が性の営みを始めてから既に10年以上も経つのに新な快感だった。
「あぁぁぁ、いやぁ~ん」
痙攣が収まってペニスを抜去した時、ギュッと尻を絞めてきた。
「まだ入れたままの方が良かったの?」
「あぁ~ん、恥ずかしいわ、わたし、変になっちゃった・・・、どうしましょう・・・」
「このまま寝る?それとも風呂に行く?」
「うぅ~ん、やっぱり、お風呂に行きましょうよ。さっぱりして寝ましょうよ」
陽子はふらふらと立ち上がり素肌に浴衣を羽織る。ショーツもブラも着けなかった。
どうせこんな深夜にお風呂に行く人はいないだろう。私たちは風呂場に向かった。
旅館全体が寝静まり私たちのスリッパの音が廊下に響いていた。
風呂は温泉掛け流しで男女各々に内風呂があり、その他に露天風呂が1ヶ所ある。露天風呂は夜8時までは男性専用で8時から10時までは女性専用、そして10時以降は混浴となっている。

前頁 目次 次頁