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日記番号:582

私たちの消せない記憶

うげんこう(東京都西部)


  感想集

15 2本目のビール

taka さんへ コメントありがとうございます。
先の時点で浮気を公認したわけでは有りません。浮気の確証も何もありませんし、あの時点ではこの妻にとそんなことはないと思いましたから、、

2本目のビールを飲んでいると、風呂上りの妻はパジャマでリビングにやってきました。
冷蔵庫に近づくと、冷奴と胡瓜揉みを手早く出してきて、テーブルに置き「今日はゴメンなさい、ほんとにごめんなさい」と小さな声で言いました。
私の顔に、鬼気迫るものがあったのかも知れませんし、自身の行動からしても当然のことだろうと思いました。
それから妻は、片隅にある洗濯物をかたずける小さなイスに腰掛けました。
いつもと違う動きに、違和感を覚えながら、なぜいつものイスに座らないのかと思いました。

先ほどのような怒りは消えかけていましたが、事実を聞かなきゃならんと思いましたから、近くに来るように言うと、自分のイスに座って又ゴメンなさいと言った。

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