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日記番号:844

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幸治(都内)


  感想集

4章-3

陽子の淫声が次第に大きく激しくなる。
そして、「もう、もう・・・、だめぇぇぇ、いっちゃうぅぅぅ、あ、あ、あぁぁぁ」叫び身体を大きく反らすと、膣がギュッと締まり、私も耐え切れず射精する。その直にがっくりと頭が落ちた。その後、失神したように静かになった。しかし、体は十分ほど痙攣を繰り返してしたが、それが収まった後自然と眠りに落ちた。
隣室ではまだ二人の女の淫声が続いていた。
私は部屋の灯りを消して、陽子を布団に寝ねかせる。心地良い疲労が全身を包む。
そして、添い寝しているうちに私も眠ってしまった。
眠っていたのは1時間にも満たなかったようだ。
隣室の引き戸の音で目を覚まし、枕元の時計を見ると1時を少し回っていた。
顔にかかった陽子の髪の毛を除けると、「ふぅ~」と、深く呼吸をして、私に顔を押し付けてくる。
冷たくなった肩を抱いて引き寄せると、薄目を開けるがまたすぐに閉じた。しかし、それもわずかな間で、すぐに目を開けた。
私の顔をきょろきょろ見てから体を押し付けて、「私、眠っちゃったのね?」と言う。
声が掠れている。もう2度も大きな声を出し続けたからだろう。声が掠れる程に激しい営みをしたことはこれまでほとんど無い。それが却って淫らな気持ちにさせる。
愛おしく感じ、抱き寄せてキスをする。
「今、何時頃かしら?」
「たぶん、1時半ごろかな?」
「えっ!まだそんな時間なの?何だかすごく眠った感じがするわ」
「そうだよ、そんなに長く眠っていないよ。寒くないかい?」
「私、裸で眠ってしまったのね?あっ!困ったわ、どうしましょう?」
急に現実的な覚めた声で言う。
「どうしたの?何かまずいことでも?」
「恥ずかしいわ・・・。シーツを汚しちゃったみたい・・・、どうしましょう」
「そんな事、気にすることは無いよ。シーツは汚れるために敷いているんだから・・・」
「でも・・・、お布団まで汚してしまったかも・・・」
裸もまま寝かせたのがまずかったようだ。
ベッドの場合はパットを敷いているのでよっぽどのオネショでない限りマットを汚すことは無いが。布団はパットを敷いていない。
シーツを汚すことは何の問題は無いが、布団はそう言う訳にはいかない。その程度によっては少し多めの料金を払わなければならないかもしれない。
実際にシーツを剥がしてみると、わずかなシミ出来ていたが、乾けばはっきり判るほどでは無かった
また、旅館はそのような事は想定しているだろうから客に恥をかかせないようにするだろうから、そのような話をすると、陽子も少し落ち着いたようだ。
「風呂はどうする?さっきは風呂へ行こうとして、その後止めちゃったけど・・・」
陽子はその後に起こった事をすぐに思い出したようで、「そうねぇ、すごかったわね?びっくりしたわ」と、まるで他人事のような言い方をする。
「お隣さん静かね?もう皆さん、お休みになったのかしら?」
「たぶん・・・、僕も眠ってしまったから・・・、どうする?風呂へ行く?」
「ええ、さっぱりしたいから・・・」
「あ、あっ!いやぁ!」
陽子が立ち上がるろうとした時、よろめいて尻もちをついた。その瞬間大股開きになり、裸に浴衣を羽織っていた陽子の股間が丸見えになった。シーツの汚れを確認するために部屋の灯りを点けていたので、その瞬間、陰唇まで見えてしまった。会陰部に白いクリーム状の物が付着しているのは私の精液が流れ出た痕跡かもしれない

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