14 Tさんとの会話(続き)
★★★ Tさんとの会話(続き)★★★
私はしばらく絶句していました。
怒りとともに心臓がバクバクしてくるのが分かりましたね。
でも、自分が旦那であることは最後まで明かさずに会話を続けました。
「それにしてもちょっと酷いですね、S男さんの会社。」
私は突然Mi子がS男の愛人だったと聞いて、声が上ずっていました。
「たまたまそういう輩が集まっちゃったってことだな。まあS男もS男だが、明美も明美だし。それに明美は全く後悔していない。いい経験させてもらったぐらいに思ってるようだ。」
「でも明美さんは旦那さんと上手くいってないんでしょ。それってどういうこと。」
「ああそれね、そこがいろいろと面白いとこでさ・・・」
どうやらTさんはそっちの話をしたかったらしい。
「旦那は若いくせに夜が淡白で、明美を満足させられないのな。何しろ明美はS男にさんざん弄られてた女だもの。」
「へえ、そういうことか・・・じゃ、明美さんは今、またS男と浮気してるんですかね。」
「それはないみたいだな。ただ旦那の愚痴とかS男のこととか、俺には何でも話してくるもんだから・・・・もうかれこれ3年になるかな。」
「え、3年って、もしかして明美さんと付き合ってるってこと。」
「まあそういうことだ。俺もバツイチの身で今独身だからな。明美が早く離婚しないか見守ってるわけさ。」
「ということはTさんは明美さんを寝取っちゃったってことですか。」
「今風に言えばそういうことになるな。人助けみたいなもんさ。」
私にとってはそれはそれで興味津々でしたが、それ以上にMi子のことを聞きたくて仕方ありません。いよいよ我慢できなくなり、少しだけ話を振ってみました。
「ところで明美さんはMi子ちゃんの3つ後輩って言ってましたが、S男部長はMi子ちゃんが会社を辞めてから明美ちゃんに手を出したってことですか。」
「そういうことになるな。可愛コちゃん2人を手玉に取ってしまうんだからS男はただ者ではないな。」
「S男さんとはどんな上司なんですかね。何か魅力があるんですかね。」
「明美の話じゃ優しいし何と言ってもセックスが上手いらしい。何しろ女の方からこっそりと抱いてくださいって言い寄る女もいたっていうし、金は持ってるし、イケメンだしな。」
「羨ましい男ですね。とてもかなわないですね。」
「そうなんだよ。でもS男一人じゃなくて仲間とつるんでやってたらしいからな。敵わないよな。」
「仲間とつるんで、ですか。」
「明美の話だとね、S男には何人か気心の知れた仲間がいて、気に入った新人が来るとあの手この手を使って必ず打上げと称する飲み会に連れ出してたらしいよ。
ターゲットにされた女子は仲間にさんざん飲まされて、やがて二人きりにされてやられてしまうという寸法なんだってさ。」
「はあ・・・・・」
「S男は元々もてるから、狙われた子は殆ど関係を持つようになったらしい。明美はスケベだからS男の他にも仲間の男達3人ともやったらしい。それにS男はMi子ちゃんだけじゃなくて先輩の女子社員とか取引先の人妻とかとも何人かやってたらしいよ。」
「S男さんがねえ・・・」
「商談の際には若い女性社員を一人で行かせない方が良いと思うよ。S男達の中にはアブナイ奴らもいるみたいだから。」
私は少し目眩を覚えましたが、俄然興味が湧いて来たところでした。
しかしここで、Tさんに明美さんから電話がかかってきました。
「わりーな、直ぐ帰んなきゃなんねえ。ああ、今までの話はさ、絶対オフレコで頼むよ。Mi夫さんだから教えたんだから。とにかくS男の会社とやり合う時は注意しなよ。」
そう言い残してTさんは行ってしまいました。
私にとってはこれからもっと、という感じだったので非常に残念ではありました。
私はしばらく絶句していました。
怒りとともに心臓がバクバクしてくるのが分かりましたね。
でも、自分が旦那であることは最後まで明かさずに会話を続けました。
「それにしてもちょっと酷いですね、S男さんの会社。」
私は突然Mi子がS男の愛人だったと聞いて、声が上ずっていました。
「たまたまそういう輩が集まっちゃったってことだな。まあS男もS男だが、明美も明美だし。それに明美は全く後悔していない。いい経験させてもらったぐらいに思ってるようだ。」
「でも明美さんは旦那さんと上手くいってないんでしょ。それってどういうこと。」
「ああそれね、そこがいろいろと面白いとこでさ・・・」
どうやらTさんはそっちの話をしたかったらしい。
「旦那は若いくせに夜が淡白で、明美を満足させられないのな。何しろ明美はS男にさんざん弄られてた女だもの。」
「へえ、そういうことか・・・じゃ、明美さんは今、またS男と浮気してるんですかね。」
「それはないみたいだな。ただ旦那の愚痴とかS男のこととか、俺には何でも話してくるもんだから・・・・もうかれこれ3年になるかな。」
「え、3年って、もしかして明美さんと付き合ってるってこと。」
「まあそういうことだ。俺もバツイチの身で今独身だからな。明美が早く離婚しないか見守ってるわけさ。」
「ということはTさんは明美さんを寝取っちゃったってことですか。」
「今風に言えばそういうことになるな。人助けみたいなもんさ。」
私にとってはそれはそれで興味津々でしたが、それ以上にMi子のことを聞きたくて仕方ありません。いよいよ我慢できなくなり、少しだけ話を振ってみました。
「ところで明美さんはMi子ちゃんの3つ後輩って言ってましたが、S男部長はMi子ちゃんが会社を辞めてから明美ちゃんに手を出したってことですか。」
「そういうことになるな。可愛コちゃん2人を手玉に取ってしまうんだからS男はただ者ではないな。」
「S男さんとはどんな上司なんですかね。何か魅力があるんですかね。」
「明美の話じゃ優しいし何と言ってもセックスが上手いらしい。何しろ女の方からこっそりと抱いてくださいって言い寄る女もいたっていうし、金は持ってるし、イケメンだしな。」
「羨ましい男ですね。とてもかなわないですね。」
「そうなんだよ。でもS男一人じゃなくて仲間とつるんでやってたらしいからな。敵わないよな。」
「仲間とつるんで、ですか。」
「明美の話だとね、S男には何人か気心の知れた仲間がいて、気に入った新人が来るとあの手この手を使って必ず打上げと称する飲み会に連れ出してたらしいよ。
ターゲットにされた女子は仲間にさんざん飲まされて、やがて二人きりにされてやられてしまうという寸法なんだってさ。」
「はあ・・・・・」
「S男は元々もてるから、狙われた子は殆ど関係を持つようになったらしい。明美はスケベだからS男の他にも仲間の男達3人ともやったらしい。それにS男はMi子ちゃんだけじゃなくて先輩の女子社員とか取引先の人妻とかとも何人かやってたらしいよ。」
「S男さんがねえ・・・」
「商談の際には若い女性社員を一人で行かせない方が良いと思うよ。S男達の中にはアブナイ奴らもいるみたいだから。」
私は少し目眩を覚えましたが、俄然興味が湧いて来たところでした。
しかしここで、Tさんに明美さんから電話がかかってきました。
「わりーな、直ぐ帰んなきゃなんねえ。ああ、今までの話はさ、絶対オフレコで頼むよ。Mi夫さんだから教えたんだから。とにかくS男の会社とやり合う時は注意しなよ。」
そう言い残してTさんは行ってしまいました。
私にとってはこれからもっと、という感じだったので非常に残念ではありました。