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日記番号:1074

単身赴任と夫婦交際!そして今日

潮風 (四国)


  感想集

公認盗聴

 週も終わりになり土曜日と成ると作業班も定時で引き上げてくる。作業班が資材を片付け始めると、事務所も終わりのムードでえ片付け始める。
「さあ、後は私が戸締りもしますので引き上げてください。」声を掛けると「お疲れ様でした」の挨拶とともに、みんな帰って行った。 作業班 全車帰って来たのを確認して戸締りをした。
自分の車を出して入り口のチェーンを引き帰途に就く、 帰り道スーパーに寄って夕食の食材を買ってマンションに帰る。 いつものパターン、単身生活も長く、献立のレパートリーも増えた。
 帰ってキッチンに立ち夕食のおかず兼酒の肴を作るべく「ことこと」と野菜を切る。  すると「ピンポーン」ドアチャイムが鳴った。」夜寝に帰るだけの一人暮らしのマンション、まず、人がたずねてくる事はない。  
「誰だろう?」不思議に思って玄関ドアを開けると、ロングヘアーで長身、色白のスレンダー美女が立っていた。 突然の事で、言葉も無くポカン!と見ていると(突然と言うよりあまりにも綺麗な女性だったから、と言う方が正解かもしれない)
「突然すみません。隣の都築です。主人がいつもお世話になっています。」   ハッと我に返って
「いえ 此方こそお世話になっています。 すみません、ドアを開けると綺麗な女性が立っていたものですから。」
「アラ!お上手ですこと。これ少しですがお酒の充てに」「自宅近くの港に上がったモノです、主人に持ってきたら是非おすそ分けをと言うものですから。」 そう言って皿に載せた刺身を差し出した。
「これは何よりです。一人で料理作るの大変なもので、助かります」
「主人に聞きました、お宅も家と同じで、単身赴任ですってね。」 「主人の伝言で、是非おかずにしてください。とニヤニヤしていましたが、お二人で何かあったんですか??」
「イエイエ!!!」あわてて、両手をふって否定した。  「お仕事頑張ってくださいね!」と笑顔で言い残して帰って行った。  そうか~~あ!「おかず」か~~あ!ひとりニンマリと笑った。
 
料理を終わらせて、風呂で汗を流し、テレビを見ながらビールを飲む。頂いたカツオの刺身、うまいッ!タタキが一般的だが刺身がうまい、新鮮なのもあるだろう、ビールをグイグイやっていると
「コンコン!!」壁をたたく様な音、あれっ!と思い耳を澄ますと、もう一度「コンコン!!」 アッそうか・・・壁に寄って「コンコン!」たたき返して壁に耳を付けた。 さすがプロ!見抜いていた、彼が行ったとおり、コップを置く音、箸をおく音までクリアに聞こえる、まるで其処に居るみたいに。  そこそこ酔いも回っているので、座布団を壁際に引き寄せて壁にもたれ掛かるように耳を付けた
戸が空く音、足音「ああ、いい湯だったわ」 「おいおい!せめてバスタオルくらい巻けよ」  
「あら!いいじゃない、貴方だって、それに子供が居るわけじゃなし、二人なんだから」 「まだ下の毛から雫が垂れてるぞ、ちゃんと拭いたか?」
「お前のはジャングルなんだから」「どうして?今日はいつもより細かいわね」    いえいえ、それはきっと、聞き耳を立てている私に実況中継をしてくれているのでしょう。そう言いたかった。
「此処へ来て座れよ」「えっ!ここに座るの?」  え~~っ!どこにすわるんだ?妄想が膨らむ。頭の中に劇場が出来た。さあ次の言葉で役者をそろえなきゃ!
「あぐらかいてるから大きく股を開けなきゃ据われないぞ」「言わなくても解るわよ」  だから実況中継してくれているんですって。心の中で突っ込みを入れた。
「痛いっ!もっとやさしくもんで、溜まってるの解るけど焦らないで、あなた、初めての時の様に緊張してるわよ。」 はいはい!覗かれているのではないが、聞かれているから緊張ですね・・
「ウグッ!、チュバッ!」「ウッ! ア~~~ッ!」  音声と共に頭の劇場にはあぐらをかいた男に大きく股を開いて向かい合って座った女が乳房を吸われて仰け反っている。 先ほど見たロングヘアーの美女が頭をよぎる。 「あなた今日のすごい!おっきい!」 「いいか、俺が手を添えているからゆっくり体を沈めろ」「おお!充分濡れてるぞ」「そうだゆっくり」「アッ!ア~~~ッ!」「いい!」
「今日のおっきいわ、奥に支えそう」 どうも対面座位で挿入しているらしい。ピタピタと肌の触れる音に合わせてギシギシと壁がきしむ、旦那が壁にもたれているのか、私が壁に耳を付けてるのを知っていてリアルに伝えているのだろうか?手を伸ばせば、あの白い肌がそこに触れそうで・・・ もうどの様な体位で絡んでいるか、想像する余裕は無かった、頭の中で先ほど見た、色白のスレンダー美女、黒髪の巻きつく白い肌がうねっている。「耳には、ピタピタ、パンパン!」「かん高い獣のような唸り声」艶かしい声音暫くすると「感極まった押し殺した悲鳴にも似た声で」 あと静かになった、しばらく沈黙が続いた後「あなた、とってもよかったわ!」奥様の声に続いて「お粗末さまでした」だんなの声  チュッ!と軽いキッスの音
「気が付くと自分で握り締めた坊やがパンパンにはちきれんばかりになって、その先からは大量の白濁液が太股をぬらしていた。

  旦那のあの「お粗末さまでした」は奥様を労ったのか、それとも壁の向こうで聞いていた私に向かって言ったものか・・・・・・・一人で含み笑いしながらシャワーに向かった。
 



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