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日記番号:892

愛する妻を堕した男

志保の夫(首都圏)


  感想集

11.志保の秘密③

しゃっくりを上げて泣く志保を抱きしめてやりたかったが、車を停める適当な場所も無く、時間もだいぶ遅くなったので彼女の手を握りながら車を進めた。
ホテルに着く頃にはだいぶ落ち着いていた。
ホテルの前に来ると、「明日も会えますか?」と、聞く。
「もちろんその予定だよ」と、答えると、「なるべく朝早く来て欲しい」と、恥ずかしそうに言う。
「どこか行きたい場所があるの?」と、聞くと、消え入るように「少しでも一緒にいたいから・・・」と、答えた。
降りる前に車の中でキスをすると嬉しそうに応じ、その後手を振ってホテルの中に入って行った。

その夜から、私の自慰の相手が変わった。
2年前に別れた元彼女から中川志保になった。
ただ私の自慰のシュチュエーションだけは変わらない。
一般的に若い男子の自慰はグラビアアイドルやAVを見ながら行うケースが多いと思うが、その頃の私は自分の彼女の姿を思い浮かべて行うことがほとんどであった。それも、セックスするのは自分では無い。彼女が他の男に犯されている姿を妄想して行い果てるのが常だった。
元彼女の場合は妻子ある30代の会社員との絡みだった。
そして志保の場合はさっき聞いたばかりの野島を思い浮かべて行った。
私が野島のラブハントテクニックを話した時、志保は激しく動揺した。本当に何も無く野島から逃げることが出来たのだろうか?その疑問がかなり長い間私の催淫剤となった。
しかも、志保がたぶん処女と判ってからも(一般的には普通の男性が処女を判定するのは難しいと言われているが・・・)シュチエーションに大きな変化は無かった。要するにセックス行為よりも志保がどこまで野島を受け入れていたかが重要なのだ。
そのような動機による自慰行為が異常だと頭では理解はしていたが、そのシュチエーションでなければ興奮してこないのだ。
その頃はまだ<寝取られマゾ>と云う言葉さえも知らなかった。

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